アーベ(AAVE)とは？特徴や価格動向、注意点について徹底解説！

仮想通貨に興味を持っている、もしくは保有したり取引したりしている人の中で

「仮想通貨のアーベ(AAVE)って何？」

「仮想通貨のアーベ(AAVE)の特徴や価格動向について知りたい。」

「アーベ(AAVE)の将来性や注意点について知りたい。」

このように思われている人も多いのではないでしょうか？

当記事ではこのような悩みを解決していきます！

記事を最後まで読んでいただければ、上記悩みについて解決できるかと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。それでは解説していきます！

アーベ(AAVE)とは

アーベ（Aave）は、取引所といった第三者を仲介せずに、仮想通貨の貸し借りをユーザー同士で行える、分散型金融（DeFi）のレンディングプラットフォームです。

また、アーベは一般的なプラットフォームと違い、「フラッシュローン」や「信用委任システム」などのサービスがあり人気が高いです。

アーベがローンチされたのは2018年であり、「Aave V2」・「Aave V3」の2種類のバージョンが稼働しています。

最新バージョンであるAave V3では、Aave V2と比べ、ガス代の最適化がされていたり、利用可能なブロックチェーンが増加したりなど、さまざまなアップデートが実施されています。

アーベ(AAVE)の特徴

アーベ(AAVE)の特徴は、以下5つです。

仮想通貨を無担保で借りられる

アーベの特徴には、仮想通貨を無担保で借りられることがあります。

「フラッシュローン」と呼ばれる機能を導入することで、ブロック1つで借入・返済が同時に実施できるシステムが構築されています。

その結果、通貨を借入する際に、担保の預け入れが不要となり、無担保で借りることが可能です。

また、フラッシュローンの場合、トランザクション1つで全て処理できるため、手数料でかかるコストも削減できます。

取引所間の金利差や価格差を使い利益を狙った「アービトラージ」でも使われるなど、画期的なシステムとしてフラッシュローンが注目されています。

信用委託システムが使える

アーベでは、信用委託システムが使えます。

これは、アーベに仮想通貨を預けることにより発生した与信枠を他者へ貸し出すことによって、さらに利回りが獲得できる仕組みのことです。

預けた仮想通貨により獲得した担保権を自分で使い、その他の仮想通貨で運用する際、仮想通貨投資に関する知識が必要です。

また、投資する際は、最適なタイミングで投資するためにも、常に相場を確認する必要があります。

できるだけリスクの低い運用を希望する人にとって、担保権を使い、さらにその他の通貨に投資を行うのは現実的とはいえません。

他者にこの権利を譲渡することにより、直接運用するリスクを自分で背負うことなく、担保権の貸し出しによって利息収入が獲得できるメリットがあります。

担保権を譲渡する先は、NGOや仮想通貨取引所、企業などで定められているため、安心して貸し出せます。

分散型取引所

アーベ (AAVE)は、レーディングサービスが導入されている分散型プラットフォームです。

レーディングサービスとは、サービス提供者側に利用者が仮想通貨を貸し付ける対価として、利子が獲得できるシステムです。

また、アーベは分散型取引所のため、中央管理者を仲介せずに利用者同士で通貨を自由に貸し借りできることに加え、20種類以上の通貨が流通しているため、使い易いことからも人気を集めています。

ステーキングで稼げる

ステーキングは、お金を、取引所に預け、流動性を提供する対価として、見返りで利息が受け取れる仕組みのことです。

国内の金融機関における預金利率は超低金利と言われ、平均0.001%前後です。

その一方で、アーベは年率約6.77％と圧倒的に高いため、資金を預けているだけでも利息が獲得できます。

そのため、自分の資産をできるだけ高い年率で運用したいと思われている方におすすめです。

多数の大手取引所に上場している

アーベのガバナンストークンの「AAVE」に関しては、多数の大手取引所ですでに上場しています。

上場している代表的な取引所は、以下の通りです。

• Huobi Global(フォビグローバル)

• KuCoin(クーコイン)

• FTX

• Binance(ファイナンス)

この中でも特におすすめなのがBinanceであり、取引量や通貨ペアがとても多い特徴があります。

アーベ(AAVE)の価格動向

アーベ(AAVE)の価格動向は、以下画像の通りです。

引用：TradingView「AAVE」

2023年の10月から上昇トレンドになっていることが画像から把握できます。

ビットコインにおける現物ETFの承認がアーベにも大きく影響を及ぼしています。

安値圏から転換し、現在では129ドル前後を推移している状況です。

アーベは日本国内の仮想通貨取引所に上場していないため、アーベを購入したい場合は、日本国内の取引所で、別の仮想通貨を元手として購入しなければなりませんので理解しておきましょう。

アーベ(AAVE)の将来性

アーベ(AAVE)の将来性は明るいと予測されている意見が多いです。

その理由は、以下2つです。

ガバナンストークンのAAVEの価格上昇に期待

アーベの普及とガバナンストークンのAAVEにおける価格動向に関しては、密接な関係があります。

アーベの需要が高まれば高まるほど、ガバナンストークンのAAVE価格も上昇する可能性が高く、その反対でAAVE価格が上昇した際にも、アーベが注目を集めやすくなります。

AAVE価格は、現在は仮想通貨市場全体が低迷していることもあり、ピーク時と比較すると価格は大きく下落していますが、仮想通貨市場全体における価格が今後回復することで、AAVEも影響を受け価格が上昇し、これまで以上に注目される可能性が高いです。

さらに、2024年4月時点では、日本国内の取引所でAAVEを取り扱っている取引所は存在していないものの、今後日本国内でもAAVEの購入が可能になれば、それと同時に日本人ユーザーも拡大する可能性が高いでしょう。

そのため、今後AAVEが日本国内で取引されるのかも確認しておきたいポイントです。

DeFi市場拡大でのユーザー増加

DeFi市場は、現在急速な拡大を見せています。

取引の透明性が高いことや、高いセキュリティから、さまざまな場面で使われることが増加し、一般的な認知度も上昇しています。

特に、アーベが提供しているレンディングサービスでは、リスクが比較的低い仮想通貨の運用方法で注目を集めており、ユーザー数は今後も増加していく可能性が高いです。

また、アーベが営業ライセンスをイギリス金融行動監視機構において「電子マネー機関」として取得したことで、2020年の8月から仮想通貨AAVEが、電子マネーとしてイギリスで利用されています。

それまでは、アーベでは仮想通貨に限り取り扱いが行われていたため、法定通貨からアーベを使いたい場合、一度他の仮想通貨取引所を利用し、仮想通貨に法定通貨を換えてからアーベに送金し使わなければなりませんでした。

しかし、電子マネー機関から営業ライセンスを取得することで、イギリスに住むユーザーは、アーベを直接利用し法定通貨を仮想通貨に換えられるようになったのです。

この取り組みはDeFi市場でも画期的なものであり、仮想通貨と法定通貨が繋げやすくなる取り組みで注目を集めています。

こうしたユーザー目線での取り組みや、DeFi市場が今後拡大することにより、アーベの注目度はさらに高まることが予想されています。

アーベ(AAVE)の購入方法

アーベ(AAVE)の購入方法は、以下手順です。

STEP1：Coincheckで口座を開設する

海外取引所でメイカーを購入するために、国内取引所からビットコインを購入する必要があります。

利用者から高い満足度を誇っているCoincheckを使うことで、口座開設した翌日に取引が開始できます。

口座開設から送金するまでのすべての手続きがスマートフォンで行えるため、パソコンを持っていない方や初心者の方におすすめです。

Coincheckで口座を開設する場合は、トップ画面に表示されている「会員登録」ボタンを押し登録を行います。

アカウントの作成画面に画面が切り替わりますので、表示されているガイダンスに従い、氏名や生年月日・Eメールアドレスなど必要事項を入力し、設定を行います。

STEP2：仮想通貨を購入する

Coincheckで口座を開設した後は、先ほど登録したメアド・ログインパスを入れ、ログインを行います。

ビットコインを購入する前に、必ずCoincheckに入金する必要があります。

Coincheckでの入金方法は、以下の通りです。

• クイック入金

• 銀行振込

• コンビニ入金

銀行振込の場合は、手数料はかからず、日本円をCoincheckに入金できます。

入金情報画面から入金額の反映を確認できたら、入金手続きを進めていきます。

トップ画面から「販売所」を選び「ビットコイン」を選択した後、購入金額や購入枚数に誤りがないか確認し、「購入」ボタンを押してください。

STEP3：Bybitで口座開設する

Coincheckから購入したビットコインを受け取るためには、海外取引所で口座を保有しなければなりません。

日本語サポートが受けられるBybitは、サポートが非常に充実していることから、日本人ユーザーに高い人気がある取引所ですので、初心者の方に特におすすめです。

Bybitで口座を開設したい場合は、公式サイトにアクセスし、トップ画面で携帯電話番号もしくはEメール登録を選んでください。

登録のために必要な入力項目は、さほど多くありませんので、登録手続きは5分程度で終えられます。

STEP4：BybitにCoincheckから仮想通貨を送金する

Bybitに送金するために、送金アドレスを設定します。

Bybitのトップ画面右上に表示されている現物アカウントで「入金する」を選び、入金を押すと送金アドレスを発行してもらえます。

このアドレスをCoincheckの送金ページで所定箇所として登録し、「入金」を押してください。

この際に、Coincheck画面で必ず送金手続きが済んでいることを確認しましょう。

STEP5：AAVE(アーベ)を購入する

Bybitにログインしたら、トップ画面に表示されている「暗号資産」を選び、「AAVE(アーベ)」を選択します。

コインの購入金額・枚数を確認し、ミスがなければ「購入する」ボタンを押せば手続きが完了です。

このように、購入方法は簡単ですので、初心者の方でも取引を簡単に開始できます。

アーベ(AAVE)の注意点

アーベ(AAVE)の注意点は、以下3つです。

担保が清算される可能性がある

アーベでは、仮想通貨を担保することによって、他の仮想通貨が借り受けられますが、担保で選んだ仮想通貨価格が下落する可能性もあります。

担保で選んだ仮想通貨価格が下落し、担保価値が借り受けを行った仮想通貨に比べ小さくなりすぎてしまった場合、担保が強制的に清算されてしまう可能性があるため注意が必要です。

そのため、仮想通貨をアーベで借り受ける際は、担保能力のギリギリラインまで借り受けない、相対的に価格変動が小さなステーブルコインで担保するなど、強制的に清算されてしまうリスクを回避できるよう工夫する必要があります。

法律で認められていない

これまでの融資サービスは、消費者金融や銀行などの事業者登録を行った金融機関が法に従いサービスをユーザーに提供しています。

しかし、アーベのようなDeFiサービスの場合、現時点では日本の法律で認められていないサービスです。

消費者保護といった仕組みもなく、借り受けや預け入れにおける利息上限でも、日本の法律は適用されていません。

そのため、万が一、利用している際にトラブル発生した場合は、基本的に全て自分で責任を負い、対処することが求められます。

アーベの利用では、相応のリスクがあることをしっかりと理解し、これまでの融資サービス以上に内容や仕組みについて把握しておきましょう。

ブロックチェーンによって取り扱う仮想通貨・利回りが違う

アーベは、現時点で各ブロックチェーン上において稼働されています。

アーベ基盤のブロックチェーンは、以下の通りです。

Aave V2

• Avalanche

• Polygon

• イーサリアム

AaveV3

• Polygon

• Optimism

• Harmony

• Fantom

• Avalanche

• Arbitrum

アーベは上記の各ブロックチェーンで、ガス代支払いで使える仮想通貨、貸し借り可能な仮想通貨、貸し借りにかかる利息利率などが変わってきます。

そのため、利用する際は、はじめにどのブロックチェーン上でサービスを使うのか、しっかりと検討する必要があります。

まとめ

アーベ（Aave）は、取引所といった第三者を仲介せずに、仮想通貨の貸し借りをユーザー同士で行える、分散型金融（DeFi）のレンディングプラットフォームです。

アーベの特徴には、仮想通貨を無担保で借りられることや、信用委託システムが使えることなどがあります。

アーベは、ガバナンストークンのAAVEの価格上昇や、DeFi市場拡大でのユーザー増加といった理由から将来性が期待されている通貨です。

しかし、担保が清算される可能性がある、法律で認められていないといった注意点も存在します。

そのため、アーベに興味を持っている、もしくは保有したり取引したりしようと思われている方は、アーベの特徴や注意点を理解した上で検討することが大切です。