イザカヤ編集部
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2024.07.02
仮想通貨
バイナンスコイン(BNB)は、世界でも有数の暗号資産取引所であるBINANCEが発行しているため、人気がある暗号資産の1つです。
さらにバイナンスコイン(BNB)は、BINANCEでの取引手数料が半額になるなどお得に利用できるうえに、独自のブロックチェーンであるBNBチェーンの普及が見込まれるなど、将来性も期待されています。
この記事では、バイナンスコイン(BNB)の特徴や将来性を詳しく解説しています。
将来性がある暗号資産への投資を検討している人は、是非参考にしてください。
バイナンスコイン(BNB)とは、2017年6月にICOでローンチされた暗号資産であり、当時の価格は20,000BNBが1BTC、2700BNBが1ETHでした。
ICOとは、Initical Coin Offeringの略称であり、新規暗号資産発行で資金を調達する方法のことです。
その後2022年2月には、BNBによるエコシステムが暗号資産交換業者の枠を超えているため、ビルドアンドビルドに名称が変更されました。
2024年5月26日時点におけるバイナンスコインの主な指標は、以下のとおりです。
通貨記号 | BNB |
---|---|
時価総額 | 約13兆9,100億円 |
価格 | 94,185.44~94,885.18円 |
発行上限枚数 | 約147,550,000枚 |
参考:CoinMarketCap BNB(BNB)価格・チャート・時価総額
3万円程度であったバイナンスコインの価格は2023年秋頃より急騰し、上記のとおり2024年5月時点では94,000円前後で取引されています。
時価総額ランキングにおいてはビットコインやイーサリアム、テザーに次いで4位となっており、人気の高さが伺えます。
バイナンスコインの特徴には、以下の特徴があります。
独自のブロックチェーンを開発
コンセンサスアルゴリズムにPoSAを採用
定期的にバーンを行っている
暗号資産取引所BINANCE内で利用できる
上記の特徴によりバイナンスコインは、さまざまなユースケースで利用できるだけでなく、保有による特典や将来の価格上昇が見込めるなど活用度が高い暗号資産です。
それでは、特徴の1つずつ詳しくみていきます。
バイナンスコインでは、これまで複数の独自のブロックチェーンを開発しており、その有用性の高さから今後の展開が期待されています。
バイナンスコインは当初イーサリアム上で発行されていましたが、BINANCEでの取引における手数料割引の恩恵を受けるためなど利用価値は限定的でした。
その後2019年4月に、オープンソースフレームワークのCosmos SDKで開発した「Binance Chain」をリリースし、翌年9月には「Binance Smart Chain(BSC)」をリリースしています。
2022年2月のBNBチェーンエコシステムの発表に伴い、これら2つのブロックチェーンの総称を「BNB Chain」とし、各ブロックチェーン名称も以下のように変更となりました。
変更前の名称 | 変更後の名称 | 機能の概要 |
---|---|---|
Binance Chain | BNB Beacon Chain | BNB Chainのセキュリティやガバナンスを受け持ち、ステーキングや投票ができる |
BSC | BNB Smart Chain | EVMと互換性があるため、イーサリアム向けのDAppsの移植が可能 |
BSCと現在のDAppsで主流であるイーサリアムとの違いは、以下のとおりです。
決済速度はBSCのほうが早い
手数料はBSCのほうが安い
従ってBSCは、DApps開発においてイーサリアムの対抗馬として注目を集めており、既に以下のとおりBSCを活用したDAppsサービスが提供されています。
PancakeSwap
1inchi
OpenSea
Uniswap
BSCを採用したDAppsサービスの増加に伴い、BSCの基軸通貨であるBNBの価格も高くなる可能性があります。
バイナンスコインのコンセンサスアルゴリズムは、DPoS(Delegated Proof of Stake)とPoA(Proof of Authority)を組み合わせたPoSA(Proof of Staked Authority)を採用しています。
DPoSとは、暗号資産の保有量に応じて承認権が割り当てられるPoS(Proof of Stake)の発展形といわれており、暗号資産の保有量に応じて与えられた投票権によって承認者を選出する仕組みのことです。
DPoSでは承認数を減らせるため、PoSと比べて承認までの速度が向上します。
一方でPoAとは、個人や組織の権威や評判、アイデンティティによって承認者を選出する仕組みのことであり、承認者の情報は公開されるためセキュリティが高いコンセンサスアルゴリズムの1つです。
そしてDPoSとPoAを組み合わせたPoSAでは、一定の暗号資産保有者が承認者候補となり、保有量に応じて承認者候補に投票を行います。
そして、投票における得票数が上位の順に承認者として選出されます。
従って、PoSAはPoSと比べ承認までの処理速度が向上されつつも、高いセキュリティが維持できるコンセンサスアルゴリズムといえます。
バイナンスコインでは、価値を保持するために定期的に焼却(バーン)を行っています。
焼却(バーン)とは、対象の暗号資産を誰も使用できないアドレスへ送ることによって2度と使用できないようにすることであり、転送した分だけ流通量が減るため暗号資産の価値が維持できる仕組みです。
バイナンスコインは、価格や生成されたブロック数から自動的に最適化して焼却(バーン)される仕組みとなっています。
そしてバイナンスコインの発行上限枚数2億枚は既に発行済みであり、最終的には1億枚まで焼却(バーン)する予定です。
従ってユーザーの増加によりバイナンスコインが新規発行される一方で、焼却(バーン)によって希少性が高まるため、価格の上昇が見込めます。
バイナンスコインは長期的な観点からも保有するだけで、価格上昇の恩恵を受けられる可能性が高い暗号資産ともいえます。
バイナンスコインは、BINANCEではビットコインやイーサリアムなどと同じく基軸通貨として利用できます。
BINANCEは、ユーザーが約1億2,800万人、取り扱う暗号資産が1,000種類を超えており、世界で最大級の取引高を誇る暗号資産取引所です。
BINANCEでは、USDやBNBの保有量によって10段階のレベルが設定されており、1,000,000USD未満または25BNB未満の場合は一般ユーザーとして利用できます。
一般ユーザーの取引手数料は0.1%ですが、BNBを保有しているだけで最大で25%オフとなる特典があるため、0.075%にて取引が可能です、
さらにBNBを一定数保有している場合は、BINANCEのIEOにも参加できます。
IEOとは、Inicial Exchange Offeringの略称であり、事業体が暗号資産取引所を介して暗号資産を新規に発行することです。
ICOと違い、IEOでは暗号資産取引所が審査を行うため、新規発行される暗号資産の信頼性は高い点が特徴であり、IEOの参加者は一般の公開価格よりも安い価格で購入できます。
バイナンスコインには両替機能があるため、売却や送金ができないほど少額の暗号資産を有効活用できます。
少額の暗号資産の全てがバイナンスコインに両替できるわけではなく、以下の3つの要件も満たさなければなりません。
0.001BTCに相当する通貨であること
上場廃止のコインではないこと
6時間以内に両替機能を利用していないこと
最低取引額未満の暗号資産がある場合は、積極的に両替機能を利用しましょう。
バイナンスコインは、BINANCEのユーティリティートークンであるだけでなく、将来性がある暗号資産です。
特にBSCを活用したDAppsやDefi(分散型金融)、DEX(分散型取引所)の増加により、バイナンスコイン利用者数も増加するため、価格が上昇する見込みがあります。
さらにバイナンスコインでは、ブロックチェーンを活用した新たなコンセプトであるMetaFiを導入したメタバースやGameFi、SocialFi、NFTなどへのDefiインフラの提供を計画しています。
MetaFiとは、MetadataとDefiを組み合わせた造語であり、さまざまなデジタルデータを使い開発された、ブロックチェーン上のコンテンツやプロダクトをDefiにて活用することです。
MetaFiは現段階ではブロックチェーン上の概念に過ぎませんが、BNBチェーン上で実用化すれば、バイナンスコインの価値は大きく上がる可能性があります。
従って、バイナンスコインは保有による取引手数料割引などの恩恵も多く、かつ将来値上がりが期待できる暗号資産の1つといえます。
なおバイナンスコインでは、公式サイトのブログで今後の計画や予測などを示すロードマップを公表している場合があるため、こまめにチェックしておきましょう。
バイナンスコインは、以前は海外の暗号資産取引所でなければ購入できませんでしたが、2023年8月よりBINANCEの子会社であるBinance Japan株式会社の公式サイトから購入できます。
Binance Japan株式会社は、2022年に買収した国内暗号資産取引所サクラ・エクスチェンジ・ビットコインを、翌年8月に社名変更したものです。
なおBinance Japan株式会社の概要は、以下のとおりです。
会社名 | Binance Japan株式会社 |
---|---|
代表者名 | 千野 剛司 |
住所 | 東京都千代田区麹町2-10-3 |
設立 | 2017年5月 |
暗号資産交換業登録番号 | 関東財務局長 第00031号 |
公式サイトURL |
公式サイト内にある「暗号資産の購入」のページよりバイナンスコインを選択し、購入額を入力すると、自動的に購入できるバイナンスコインの数量が表示されます。
日本円での支払いは、銀行振込の他にクレジットカード、ApplePay、GooglePayにも対応しているため、スムーズに購入できます。
さらにバイナンスコインは、国内の暗号資産取引所のビットバンク(bitbank)でも購入できます。
国内の暗号資産取引所でバイナンスコインを購入する場合は、口座開設が必要であり、本人確認資料などの提出が必要ですが、金融庁への届け出を行っているため安心して取引できます。
当然のことながらバイナンスコインは海外の暗号資産取引所でも購入できますが、日本円で購入できないうえに、海外の法律が適用されるためトラブルの際の保証などがありません。
従って多少手間はかかりますが、安心して取引できる国内の暗号資産取引所でBNBは購入しましょう。
バイナンスコイン(BNB)は、世界でも有数の暗号資産取引所であるBINANCEが発行している暗号資産です。
バイナンスコイン(BNB)は、BINANCEでの取引手数料が半額になるなど保有しているだけで恩恵が受けられるだけでなく、将来が期待できる暗号資産としても注目を集めています。
バイナンスコイン(BNB)の価値を下支えしているのは、独自のブロックチェーンであるBSCです。
BSCは、イーサリアムと比べ処理速度が速いうえに手数料が安いため、イーサリアムが主流であるDApps開発が増えており、今後はDeFiやDEXなどにも活用される見込みがあります。
一方でバイナンスコイン(BNB)は、定期的にバーン(焼却)も行っており、価値が維持できるようになっています。
このようなバイナンスコインは、国内の暗号資産取引所Binance Japanやビットバンクで購入できます。
将来性のある暗号資産に投資を考えている人は、是非バイナンスコインを検討してみてください。
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